ムーアの法則について聞いたことはありますか。
コンピューターの性能は18か月毎に2倍になるという法則です。
確かにあらゆる種類のハードウェアに当てはまるように思えます。
USBメモリや、デジカメの解像度にも当てはまりそうです。
しかし、ソフトウェアには当てはまらないことは確かです。ソフトウェアはどうして同じペースでもっと速くなったり使いやすくなったりしないのでしょうか。
要は、ソフトウェアと比べてハードウェアの経済面の問題だと思います。
ハードウェアの革新は、より小さなサイズでより高い性能を実現することと切り離せません。
それなら納得できますし、売り込みは簡単です。新しい機器を買えば、よりたくさん手に入れた気分になれます。
ただし、ソフトウェアはそうはいきません。考えてみてください。新しいコンピューターをどのくらいの頻度で買いますか。2年毎に買いますか。いや、私みたいなユーザーなら、3年から5年といったところでしょう。新しいコンピューターは、2倍高速で、メモリも、ハードディスクも2倍です。おそらく、OSもお気に入りのアプリもいくつかは最新になっているでしょう。しかし、OSやアプリのスピードは2倍ですか。コンピュータの起動スピードは2倍ですか。
そうはなりません。実際には、同じ処理がもっと遅くなるように思える時があります。ソフトウェアはどうやって改良するのでしょうか。普通は、機能をどんどん追加していくことで改良するのでしょうか。もちろん、新機能は素晴らしいかも知れませんが、プログラムの全体的な使いやすさに問題があるなら素晴らしいとは言えません。
コンピュータが18か月毎に2倍使いやすくなるという使いやすさのムーアの法則があれば素晴らしくないですか。
そうなれば、みんな性能の向上に熱狂するでしょう。実際、18か月毎に処理性能がアップすることが分かっているのですから。
またさらに悪いことに、ビジネス用ソフトウェアは使いやすさの点で一般ユーザー向けのアプリケーションに大きく遅れがちです。このことは、たいていのデジタルサイネージソフトウェアについても確かに言えることです。この遅れが、デジタルサイネージ産業の成長の最大の障害の一つです。
コンテンツの表示予定を組んだり、管理することがとにかく難しすぎるのです。スキル、リソース、人件費が結局多くの企業にとって重すぎるのです。
多機能なソフトウェアを開発すると同時により使いやすくシンプルなソフトウェアにする鍵は、自動化です。
新しいコンテンツを手に入れたらどうしたいですか?
アップロードして適切なタイミングで適切な場所の適切な画面に表示させる、ですよね。
そこで、もしデジタルサイネージソフトウェアに注目しているなら、技術革新のロードマップについて尋ねてみることです。ソフトウェアの今後の方針について。
我々バンテン社では、たゆまない技術革新を通して、常に自社のプラットフォームの改善方法を検討しています。
ただし、改善に関して単に機能を追加する方法を検討しているだけではありません。
同時により単純でより使いやすくする方法を検討しているのです。
我が社は、市場で最もシンプルなソフトウェアを提供していると自負していますが、
それに満足せずさらに使いやすくするつもりです。
どのくらいシンプルであるべきでしょうか。アインシュタイン(か誰か)の言葉のように、「出来るだけシンプルに、しかもシンプルすぎずに」です。