今回はデジタルサイネージの具体的な使用例をご紹介していきます。
一般的によく知られているのは街中の大型ビジョンですが、デジタルサイネージの利用できる場所は多種多様にあります。
ショッピングモール、役場、学校、幼稚園、バス停、駅、会社受付、待合室、食堂、ショールーム、ジム、工場、ホテル、民宿、マンション(掲示板)、ミュージアム、スタジアム、展示会、イベント会場、郵便局、病院、タクシー車内、スーパー、薬局、量販店、ディーラー…など。
人が集まる場所はほぼ全て、デジタルサイネージを有効活用することができます。
そして、それぞれの場所に適した使い方があります。
たとえば飲食店では、デジタルサイネージのコンテンツとして以下のものが基本情報になります。
メニュー、おすすめ、会員登録のすすめ、イベント情報、キャンペーン、営業時間のお知らせ、SNS情報のお知らせ…など。
運営ポリシーやスタッフ紹介、材料の生産者などの情報は店舗のブランディングとしても活用できます。
これらは知ってほしい情報ですが、お客様を喜ばせる情報というものもあります。
誕生日のお客様のお祝い写真や完食達成記録などです。
このようなコンテンツはお客様をもてなし、つながりを深めることができます。
結果として、常連客を増やしリピート率を高めることができます。
他には待ち時間を短縮させる情報というものがあります。
占いやクイズ、天気などです。
飲食店とは一見関係のないコンテンツでも、お客様に楽しい時間を提供し、待ち時間を短く感じさせることができます。
飲食店以外の場所でも知ってほしい情報、お客様を喜ばせる情報、待ち時間を短縮させる情報は共通して活用することができます。
例としてヘアサロン、病院、ショッピングモールを比べてみましょう。
ヘアサロン
知ってほしい:メニュー、オプション、ファッションなど関係するイベント情報、VIPメンバーの勧誘、スポンサー、商品紹介
喜ばせる:ヘアケア方法紹介、お客様のビフォー/アフター
待ち時間短縮:サロンの雰囲気に合ったファッションやカルチャーの紹介
ヘアサロンの場合、待ち時間の楽しみコンテンツがお客様との会話ネタにもなるので、より良い関係が築きやすくなるでしょう。
病院
知ってほしい:手続きの仕方、患者様番号の呼び出し、医療情報、風邪予防のすすめ、”こんな症状のときは”
待ち時間短縮:天気、ニュースなど
病院の場合、患者様の写真が好まれないこともあるので、楽しいコンテンツは比較的少なく真面目なものにすると効果的です。
ショッピングモール
知ってほしい:イベント情報、キャンペーン、施設案内、広告、ブランド情報
喜ばせる:子ども向けの遊べるコンテンツなど
ショッピングモールの場合は施設が広いので、モールの入り口、モール内、休憩スペースなど各場所に合わせたコンテンツの提供が可能です。
このように、デジタルサイネージの効果的な使い方は場所によって様々です。
お客様とのより良い関係を築くためにも、各場所に合わせたコンテンツを意識しましょう。