みなさんのお店や会社にあるTVやモニターをデジタルサイネージに変えることはすごく簡単です。
そしてそれよって、自分のメディアを創ることができることをご存知ですか?
TV局においても好きな局や嫌いな局があるように、自分のメディアにも素晴らしいものとそうでないもの、ハイバジェッドの番組やそうでない番組があったりします。どんな要素がメディアのファンになる決め手になるのでしょうか?
すべてがTV局の場合と同じになるわけではありません。
1、メディアはターゲットに付加価値のあるメッセージを創り(what)、それらのメッセージを1つないしは複数のコミュニケーションチャンネルで(how)、特定の視聴者にむけて(who)決まった目標を達成するために(why)広めること。
[understandmedia.com] 2、今、世の中にあるコミュニケーションチャンネルにはニュース、エンターテインメント、教育、各種情報、プロモーションメッセージなど非常に多岐にわたるコンテンツがあります。TV放送や有線テレビ放送媒体、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ビルボード、ダイレクトメール、電話、ファックスとインターネットなどメディアも同じく非常に多く存在しています。
しかし単純に考えると…誰かが、それぞれの理由で何かを誰かに伝えるために使っているんですよね。
TVやファン雑誌などの広告に限らず、すべてのメッセージについてそれは言えることです。
みなさんが、メディアと聞くと新聞やTVにことだと、すぐに思うかもしれませんが、実際のメディアという意味が非常に広いのです。会社の内部向けのコミュニケーションもメディアのひとつなのですから。
デジタルサイネージはそれを使ったからと言って、すぐにメディアなるとは限りません。
ファッションショーのモデルの映像をループしているDVDを流すだけのアパレルブランドのサイネージを思い浮かべてみてください。例えばひと月もの間、その映像をただひたすら流し続けて「私たちのブランドはファッションショーをしました」だけしか言えないなんてあり得ませんよね。これは、本当にコミュニケーションするべき情報とはかけ離れているのではないでしょうか。部屋の雰囲気を彩るだけの壁紙みたいなものです。
知っての通り、情報はメディアの一つの鍵ですから。
ここからは、デジタルサイネージで創るメディアの視聴者がそのメディアのファンになるか、ならないかを決める重要な5つの事柄へのアドバイスです。
①「一貫性」
デジタルサイネージは一応は浸透してきています。コンテンツが流れているデジタルスクリーンを見たら、我々の脳は、無意識に「このスクリーンは何を映してるの?」「何が言いたいの?」などといった疑問が思い浮かべてくれます。我々の脳は、情報のパターンを認識することに非常に優れているのです。そして、そのパターンに一貫性があればあるほど、簡単に認識できるのです。みなさんは、オウンドメディアでどんなコンテンツを流せばいいのか、どんなフォーマットで用意したらいいのか等一貫性のあるルールを決めないといけません。
メディアの視聴者に彼等のための情報メディアなんだという一貫したメッセージを伝えよう!
②「関連性」
みなさんが特定の層にリーチしようとしているとします。
みなさんのメッセージは、その人たちにとって特別なものでないといけません。メディアのメッセージにも同じことが言えます。タイトルからビジュアル、フィーリングまで、ターゲットとなる聴衆に魅力的でないといけないのです。そして、聴衆にとって特別な情報を見つける大きなヒントとなるものである必要があるのです。
③「情報鮮度」
さて、みなさんが、どんな人をターゲットとしているのか、コンテンツやニュースで何を彼等に知らせようとしているのかは既に決めてらっしゃるかと思います。それと同時に、聴衆に届ける情報の発信頻度や回数も決めないといけませんね。情報鮮度を保ちたいでしょう。そして何より、聴衆が期待しているペースに合わせたいはずです。(①「一貫性」を参照)
④「シンプル」
みなさんがメディアで発信される際、聴衆が理解しづらく複雑でやりすぎなコミュニケーションをするのはやめましょう。せっかく伝えたい情報があるのに、理解されなかったり、ともすれば映像のノイズと捉えられるリスクを負うことになります。聴衆が好きな類いの情報を一貫性をもってシンプルに発信して、みなさんが聴衆に信頼されると、彼等はみなさんのメディアを見続けるでしょう。さあ、その信頼感をはやく確立して、そしてさらに高めましょう。
⑤「プロセス」
みなさんが実行すべきこと、どのように実行するのかを①〜④でお伝えしてきました。これらを澱みなく実行していけるまでのプロセスについてもお伝えします。一度、どんなコンテンツを発信すればいいかを理解したら、どのようにしてそれを実行したり、継続したりするのかという疑問が湧くことでしょう。コンテンツはどこから集めるのか、オペレーションは自動化できないか、コンテンツをリサーチしたり、制作したり、公開したりするコストはいくらかかるのか等々、それらは、そう難しくはありませんが、 ちょっとの計画の違いで、結果は大きく変わります。また、コンテンツに対する予算を超えてしまう、コンテンツの更新が徐々に少なくなってしまう、この2つの大きなリスクを計画なく進めて行くと、負うことにりますので、ぜひ覚えておいてください。
以上、これら5つの アドバイスを聴衆が愛するイケてるメディアを創るのにぜひ役立ててください!