デジタルサイネージは大きく分けて5つのコンテンツ タイプがあると言われています。
今回はその5つのコンテンツ タイプについて説明します。
コンテンツ タイプ 1:空間デザイン
一つ目のコンテンツタイプは空間デザインの一部としてデジタルサイネージを用いるということです。
これはファッション関係において非常に多くなっています。ファッションの場合だと、店内でファッションショーを放映したり、ブランドにまつわる映像を流したりして雰囲気を出しています。この場合、デジタルサイネージはアート要素の強いデザインの一部という働きを担っています。情報の価値のレベルは少なく、デザインと雰囲気としての役割が大きいと言えるでしょう。
この場合、より良いものを作るためにはデザイナーからのアドバイスが必要かと思われます。ついつい同じコンテンツを何度も流している場面をよく目にしますが、これが本当に良いことかしっかり考える必要があると感じています。
コンテンツ タイプ 2:電子看板
二つ目のレベルは電子看板としての役割です。
お店の外からでも看板を見ただけで、こういう店がありますよとアピールすることが必要です。つまり遠くから見てもわかるようなアイキャッチなものです。看板の場合、一度取り付けたら取り替えるまでそのままですが、デジタルサイネージを用いる場合流すコンテンツを簡単に変えることができます。デジタルという特性を活かし、時間帯や曜日ごとに流すコンテンツを変更することをオススメします。
コンテンツ タイプ 3:電子ポスター
三つ目のレベルはポスターとしての役割です。
ポスターは少ないテキストやグラフィックで相手に情報を伝える広告的要素が必要となってきます。
人間は一度見たらそこに必要な情報があるか判断をします。あると判断された場合も、その情報を得たらもう必要ないと判断され見なくなってしまうようです。つまり、何度も見る理由があるポスターにすることが重要であるということです。
紙のポスターは一つのデザインを印刷して使用しますが、デジタルの場合様々なバリエーションを作り切り替えることが可能です。その為、些細な変化でも構わないので、ポスターの中に何か変化を持たせ興味を引くことが大切です。変化に気づいてもらえたらもっと見たいという気持ちになるでしょう。
コンテンツ タイプ 4:デジタル・メディア
四つ目のレベルはメディアとしての役割です。
メディアとは幾つかのコンテンツが集まってできているものを指します。駅にあるポスターのを見て、これは何曜日に変わる、何の広告があるというルールを見ている人はわかっています。
これを見たらどうなる、どういう気持ちになるか予測しているのです。メディアを作る際には、どういう人たちに見てもらいたいのか、それらの人は何を見たいと思っているのかそういったことをかなり考えながら作らないといけません。さらに、作り手のポリシーを理解してもらえるか意識する必要もあります。相手に合わせてコンテンツの長さや種類を考えることが大切となってきます。
コンテンツ タイプ 5:コミュニティ・ツール
五つ目はコミュニティーメディアとしての役割です。
これはデジタルサイネージがコミュニティーツールとして高いレベルで使用されることです。誰のためのメディアであり、彼らが何を知りたがっていて、大切にしているかを考え作成します。実際に使用してみて、その人たちから感想をフィードバックし変化を加えることも必要となってくるでしょう。コミュニティー自体がメディアに入り、使っているコンテンツの運用をしていきます。より使いやすいものを作るためにもたくさんの人に参加してもらうと良いでしょう。
今はまだ、コミュニティーメディアというレベルで使用されていることは少ないですが、この使い方が出来ればあらゆるコミュニティーは活性化されるでしょう。
使う目的によって奨めするコンテンツのタイプが変わります。詳しくは、店舗ならこちら、法人向けならこちら、ホテルやレストランならこちら、その他はこちらへ。